2018.05.09 Wednesday

わが大地のうたを思い出した、一冊の本

先日、本屋でたまたま手にした一冊の文庫本。タイトルは「八月十五日に吹く風」。本の内容は全く知らず、これまで読んだことの無い作家さんの本を読んでみようと、偶然買った一冊でした。

 

連休中に少し時間があったので、読み始めた途端、物語の世界にどんどん引き込まれていきました。物語ではありますが、第二次世界大戦中、実際に私たちの国で起こった出来事です。1943年、終戦の2年前、北方アメリカ領を占領したものの、次第に形勢は不利になり、ある島ではついに2600名に玉砕命令が。その隣の島でも5200名の兵士が戦っていたが、食糧の補給も途絶え、アメリカ軍からの攻撃は日に日に激しさを増すという状況が続いていました。

 

物語は、この5200名もの兵士を、敵の包囲をかいくぐり、救出にいたるまでの記録を中心に展開していきます。まさに手に汗握るような救出劇でした。

 

読み終えて、頭に浮かんだのが、笠木透氏作詞「わが大地のうた」にある「この国の歴史を知ってはいない」という一節でした。

 

私たちは本当の日本の歴史を知っていない。意図的に知らされていないこともあるでしょう。戦争という局面では、間違っても、私たち一般市民は兵隊さんたちへ尊敬の念などを抱いてはいけないのです。しかし、戦ったのはそんな一般市民です。

 

健康、環境、政治に経済、耳に優しい情報だけに頼るのではなく、真実を視ることのできる目は、自分で養わなければいけない。そんな風に感じた一冊でした。

 

興味ある方は、キスカの奇跡というワードで検索をしてみてください。

 

 

 

 

 


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